フィリピン台風災害復興支援募金、ご協力ありがとうございます

 BNNではフィリピンで昨年11月に発生した台風30号ハイエンの災害復興支援として、皆様に募金の呼びかけをしております。 

 お寄せいただいた募金は、当会加盟団体でもありますシャンティ国際ボランティア会を通じて、現地の災害復興に役立てられます。

 

この度は、シャンティ国際ボランティア会の今後の支援計画を報告いたします。

引き続き、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 フィリピン台風ハイエン緊急救援事業  復興支援計画

 1.事業期間:201431日~615


 2.被害状況概要(20142月中旬現在)

台風ハイエンの被害があったフィリピン中部でも最も東に位置し、台風が最初に上陸した東サマール州では目に見えて復興が進んでいる地域もありますが、死者数が多く被害が大きいところに支援が偏っています。国連や多くの国際NGOが大規模な物資配布や、生計支援(Cash for Workなど)を行っているものの、未だに半壊した家屋で生活している世帯も少なくない様です。被災地は広範囲で、生計(漁業・農業など)、家屋、教育など支援対象分野も多岐にわたること、もともと貧困地域であったという点からも、全体的に息の長い支援が求められている状況です。

 

3.事業概要

実施目的

東サマール州の被災地域のなかでも、子どもたちの教育支援に関しては、小学校の再建や修復を始め、これから本格的な支援が始められる状況です。子どもたちはユニセフから配布されたテント教室や屋根のない半壊の建物で授業を受けています。子どもたちの教育にとって、安心して過ごせる場所の確保は急務であり、同時に台風で負った心の傷をカバーするための取り組みを行うことを本復興支援事業の目的とします。

 

事業対象地

東サマール州キナポンダン町 (A)サンタ・クルーズ村、(B)サンタ・マルガリータ村、(C)

サン・ヴィセンテ村

 

実施概要

緊急救援(物資配布)を実施した同地域において、子どもたちの教育にフォーカスをあてた復興支援活動を行います。具体的には、台風で被害を受けた、就学前(35歳児)の子どもたちが通うデイケアセンター(※1)の建物の再建および修復を行うとともに、台風時の高潮や暴風雨を今でも怖がっている被災地の子ども達に対してトラウマケアのワークショップを行います。

 

活動概要

①デイケアセンター(就学時前児童のための施設)の再建1棟(サンタ・マルガリータ村)

②被災地の子ども達のためのトラウマケア・ワークショップ

 

 ※1 デイケアセンターとは?

日本の保育園にあたる就学前教育施設。社会福祉開発省が管轄官庁であり(幼稚園は教育省管轄)、35歳児が通っています。ミレニアム開発目標(MDGs)の達成にあわせて、2012年に「幼稚園教育法」が制定され、5歳児の就学前教育が義務化されているなか、デイケアセンターが果たす役割としては、幼児教育の内容は教育にとどまることなく、健康、衛生面の保健的要素、母親やコミュニティへの教育と連携という社会的要素など多くの効果も期待されています。デイケアセンターは、就学前児童への教育、支援が必要な人々を対象とした健康診断や食事提供などを実施する多目的施設として、各市町の社会福祉開発局が運営を担っています。各市町により規模は様々ですが、デイケアワーカー(教員)はわずか100ペソ(約240円)の日給を市町から受け取るのみで、場合によっては児童が使う文房具などもその日給から捻出されることもあるのが実情です。


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被害家屋修理のための物資配布の様子

 

 

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再建が必要なデイケアセンター(サンタ・マルガリータ村)



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現地の子どもたちの元気な様子